合言葉は、「お・か・し・も・ち」!南海トラフ巨大地震に備える!!!

2024年9月4日 19時40分

 2学期が始まって3日目。地震と土砂災害の複合災害を想定しての避難訓練を行いました。湯山中学校の裏には山があります。多くの生徒たちの家がある湯の山地区も、山の上です。近くには、1級河川の石手川もあります。南海トラフ巨大地震は、いつ起こってもおかしくない切迫した状況です。

 大きな揺れが起こったときは、まず「シェイクアウト」を行います。シェイクアウトとは、「Drop(低く)」「Cover(頭を守る)」「Hold on(動かない)」という一連の行動のことを言います。シェイクアウトとは造語で、直訳をすれば「地震をぶっとばせ」「地震に負けるな」という意味だそうです。

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 子どもたちは、この一連の動きは慣れたもので、真剣にしっかりシェイクアウトを行いました。そして、揺れが収まり、避難経路が安全であることを確認して、3年生は3階へ垂直避難をしました。その際には、「お・か・し・も・ち」を守ります。上階にいる1,2年生といぶき学級は、静かに真剣に待つことができました。全員の無事を確認して、訓練は終了です。立派にできました。その後、体育館に移動をして校長先生からの講話を聞き、避難訓練のポイントを振り返りました。

おかしもち

1.「お・か・し・も・ち」を守ること

2.地震が起こったときは、シェイクアウトをすること

3.2回目の地震が来るかもしれないと思うこと

4.学校の近くの山が崩れたら、垂直避難をしなければならないことを理解しておくこと

一人一人が、自分の命を守る行動をすることが何より大切になります。

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 教頭先生からは、学校にあるいくつかの防災備蓄品が紹介され、どこにあるのか?そのままで構わないか?と問いかけられました。また、地震にそなえて非常持ち出し袋を用意しているか?家族と避難場所・避難経路を話し合っているか?とも問いかけられましたが、多くの生徒が「している!」と答えていました。これらもとても大切なことです。

 「想定外を想定する」「ハザードマップを信じるな」

 これは、東日本大震災の教訓として、何度も聞く言葉です。これからも、子どもたちと一緒に、より一層、防災・減災学習を推し進めていきたいと思います。ご家庭でも、ぜひ話題にしてください。